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短パルスレーザー脱毛が安全性と有効性示す

短パルスと長パルスのレーザー脱毛法の効果を比較した研究結果が5月20日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

レーザー脱毛は、現在最も使用されている長期脱毛方法である。今回の研究では、フィッツパトリック皮膚タイプIV-Vの日焼けしていない女性10人を対象に、顔の脱毛のためのNd:YAGレーザーの短パルス法(Submillisecond Pulse:FRAC3)と長パルス法(1064nm)を比較した。

皮膚科医2名による盲検評価で、両グループともに有意な脱毛が確認された。優れた脱毛効果は、長パルスグループの20%、短パルスグループの55%で達成された。両グループともに、統計的に有意な硬毛数の減少が認められた。最後のセッションから3か月後の硬毛数減少率で測定した脱毛持続の有効性は、グループ間で有意差はなかった。1064nm Nd:YAGレーザーを使用した脱毛は、特に肌の色が濃い場合に安全で効果的な脱毛方法である。短いパルスは、この「ゴールドスタンダード」の長パルス法よりも優れているか、少なくとも同等に安全で効果的であることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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