いい寝!フォーラム設立、睡眠満足層は化粧のノリ良く生活も充実

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2013.11.12

編集部

西川産業株式会社や資生堂など4社2団体が協賛する「いい寝!フォーラム」が11月1日設立した。睡眠の専門家である有識者らがメンバーとなり、質の高い睡眠を取る必要性や質の高い睡眠を得るための工夫・方法などを発信し、啓発していく。活動第一弾として20代~60代の男女2,400名に実施した「睡眠のメリットに関する意識調査」(インターネット調査)では、朝の化粧ノリについて、睡眠「満足層 (55.7%)」は「良い(良い、まあ良い)」の回答が、「不満層(31%)」と比較して1.79倍あり、満足な睡眠をとるだけで化粧のノリに大きな差が出ることが改めて判明した。

調査では、調査対象を睡眠の満足度 により「満足」、「不満」の2層へ分類し、生活に関する様々な状況を質問し、「満足層」「不満層」の回答を比較することで、質の高い睡眠が生活に与えている影響を分析した。満足層の平均睡眠時間は371分(6.2時間)、不満層は、330分(5.5時間)で、その差は41分だった。

女性に対して実施した朝の化粧ノリ以外の調査結果では、「満足層」は、「不満層」に比べて、年収が高く、個人資産額も多いことや、TOEICの点数が良いこと、生活への充実度が高いことが数値として現れた。特に睡眠「満足層」は、半数以上(66.8%)が日々の生活が充実していると回答した。

・年収1,000万円以上稼いでいる人の割合が満足層は、不満層に比べて2.5倍多い
・年収700万円以上の割合を比較すると、満足層は不満層に比べて1.6倍多い
・3,000万円以上の資産を持つ人の割合が満足層は不満層に比べて2.82倍多い
・TOEIC800点以上を取っている人の割合が満足層は不満層に比べて1.24倍多い
・生活に満足している人の割合が満足層は不満層に比べて1.94倍多い

寝具へのこだわりは、「不満層」は「自分にあった枕を使う」が40.1%と高いものの、その他項目はそれほど高 くない結果。一方、「満足層」は「自分にあった枕を使う」(39.6%)、「規則的な就寝、起床時間を心がける」(34.4%)、「快適な布団 を使う」(30.6%)とこだわりが分散していた。
同フォーラムは、選択率に差のあった「規則的な就寝、起床時間を心がける」、「快適な布団を使う」の2項目が睡眠の質を分けている可能性が示唆された、と分析している。

いい寝!フォーラム

フォーラムメンバーは、自律神経の専門家である順天堂大学医学部附属順天堂医院・教授の小林弘幸氏、脳科学と睡眠の専門家である金沢大学医薬保健研究域 医学系教授、医師、医学博士、櫻井武氏、睡眠コンサルタントの友野なお氏、スリープマスターとして活躍する長谷川夏美氏が参加している。

【協賛】
西川産業株式会社、株式会社資生堂、P&G、株式会社ワコール、日本トレーニング指導者協会、日本睡眠科学研究所

 

参考リンク
いい寝!フォーラム

 

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