オメガ3脂肪酸サプリ、長期摂取でもドライアイ抑制せず
2022.06.24
国際部
ドライアイ症状に対するオメガ3脂肪酸サプリの効果を検討した結果が6月9日、「JAMA Ophthalmology」オンラインに掲載された。
重度のドライアイ症状のない米国人成人2万3523人(50歳以上の男性および55歳以上の女性)を対象に、1日当たり1gのオメガ3脂肪酸サプリの効果を検討。2011年11月から2014年3月まで被験者組み入れを行い、治療および追跡は2017年12月31日に終了し、追跡期間中央値は5.3年だった。
その結果、ドライアイ発症率はオメガ3脂肪酸群2.0%、プラセボ群2.0%と差は見られなかった(ハザード比0.97)。ドライアイ診断および重度ドライアイ症状発生とする副次複合評価項目の発生率もオメガ3脂肪酸群8.9%、プラセボ群9.1%と差は見られなかった(ハザード比0.97)。