ニュートリコスメティクス市場は2030年までに137億米ドルに達する
2022.08.17
国際部
市場調査会社Global Market Insightsは、10日、ニュートリコスメティクス市場は2030年までに137 億米ドルを超えるという予測を発表した。髪と肌のケアの問題が増加し、健康管理に対する意識が高まっているため、2022 年から2030年の間にCAGR8.1%で成長する見通しのようだ。
先進国では、消費者はニュートリコスメティクス製品についてより多くの知識を得ている。マルチビタミンとコラーゲンは、他のニュートリコスメティクスの中でも、ヨーロッパ、北米、日本などの地域で食事の不可欠な部分になりつつあるという。ニュートリコスメティクス業界の浸透は、可処分所得の増加により、世界的にさらに加速するという見通しもある。また、先進国の消費者は、合成化学物質よりも栄養補助食品や天然成分を好むことも確認されている。2021 年にはアメリカ人の 75% 近くが栄養補助食品を摂取しており、これらの傾向から安全で効果的な化粧品サプリメントの需要が急増している。
成分に関しては、ビタミン、オメガ 3 脂肪酸、カロテノイドなどに分類される。消費者は、抗炎症特性を含むオメガ 3 脂肪酸の健康上の利点について認識を高めており、オメガ 3 脂肪酸セグメントは、2021 ニュートリコスメティクス市場の 11.8% 以上のシェアを獲得し、今後も摂取量増加が期待されている。
ネイルケアセグメントは 2021年のニュートリコスメティクス市場の8%のシェアを占めた。特に若い世代の間で、健康な爪を維持することが重要になってきている現状が確認されている。若い世代の美容志向の消費者の増加とライフスタイルの変化により、2030年までに業界シェアはさらに拡大すると予測されている。