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米ジョンソン・エンド・ジョンソン、世界で販売されるベビーパウダーの原料をコーンスターチに変更

米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)は、11日、ベビーパウダーの原料をすべてコーンスターチに変更すると発表した。タルク(滑石)ベースのJOHNSON’S® ベビー パウダーは2023年から世界で販売を停止する。

同社は、今回の決定について、製品提供を簡素化し、持続可能なイノベーションを提供し、消費者、顧客、進化する世界的傾向のニーズを満たすためと説明している。コーンスターチをベースにした ベビーパウダーは、すでに世界各国で販売されている。今後は、コンシューマー ヘルスのグローバル ブランドであるJOHNSON’S® 製品の主力アイテムとなるよう全力を尽くす。

タルク(滑石)ベースのベビーパウダー製品は長期の使用でがんを発生させたとして北米を中心に多くの訴訟が起きており、2020年5月に同社は北米市場でのタルクベースのベビーパウダーの製造を終了しコーンスターチベースに移行していた。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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