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マンゴスチン+アロエ+緑茶のニキビ薬で高い効果

マンゴスチン、アロエ、緑茶の抽出物を配合した抗ニキビ薬の効果を試験した結果が530日、「 Clinical, Cosmetic and Investigational Dermatology」オンラインに掲載された。

マンゴスチン(Garcinia mangostana)の皮、アロエ(Aloe barbadensis)の葉、チャノキ(Camellia sinensis)の葉からの抽出物を25501の割合で配合した抗ニキビハイドロゲルの有効性を市販のクリンダマイシン1%ゲルと比較した。

その結果、ベースラインからの総炎症性病変数は、抗ニキビハイドロゲル群では減少が確認されたが、クリンダマイシン1%ゲル群ではされなかった。 抗ニキビハイドロゲル群ではクリンダマイシン1%ゲル群よりも平均ASIのより大きな減少が見られたが統計的有意差はなかった。ベースラインからの皮膚の発赤の顕著な減少は、抗ニキビハイドロゲル群で塗布3日目に見られたが、クリンダマイシン1%ゲル群では見られなかった。平均メラニン値の有意な減少は、抗ニキビハイドロゲル群で塗布14日目に見られたが、クリンダマイシン1%ゲル群では見られなかった。両薬品とも忍容性は高く、重篤な有害事象の報告はなかった。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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