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カナダのZ世代の半数がソーシャルメディアがメンタルに悪影響を与えると主張

カナダのZ世代はデジタルネイティブであるにもかかわらず、包括的なテクノロジーの使用が良いものかどうか疑問視している実態もあるようだ。
グローバル市場調査会社ミンテルが、12日、リリースしたMintel Reports Canadaによれば、カナダのZ世代 (13~17 歳)の51% が、より多くのテクノロジーを自分たちの生活に統合したいという願望を挙げている一方で、ほぼ同じ割合 (47%) が、ソーシャル メディアと大量のテクノロジーの使用がメンタルヘルスへ悪影響を及ぼすのではないかと懸念しているという。47% がソーシャルメディアの使用を制限しようとしている。

カナダのZ世代が使用するプラットフォームを調べると、YouTubeを最も多く利用しており(77%)、Instagram(75%)、Snapchat(58%)、TikTok(52%)と続いている。

これらのプラットフォームに費やす時間が大幅に増えたため、Z 世代の一部は自分のメンタルヘルスをより意識するようになり、ソーシャルメディアの使用を減らす方法を模索し始めた。Z世代のほぼ半数 (47%) は、ソーシャルメディアが精神的健康に悪影響を及ぼしていることに同意し、ほぼ全員 (95%) が、精神的健康は身体的健康と同じくらい維持することが重要であると思っている。

2021 年後半に登場したメタバースについての調査では、メタバースはブランドにとって人気のあるトピックでしたが、カナダの消費者の間では、まだ、それほど注目されていないという実態が明らかになった。カナダのZ世代の消費者のうち、実際にメタバースを使用しているのはわずか3% であり、26% はメタバースについて聞いたことがなかった。ミンテルカナダのシニア テクノロジー アナリストである Michael Lloy 氏は、「多くのカナダの消費者が対面での集まりを含め、パンデミック前のライフスタイルに戻りつつあるため、メタバースと交流する意欲の欠如は明らかです」などとコメントしている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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