健康な睡眠のため、コーヒーは午後5時までに
2013.11.19
編集部
米国睡眠医学会(American Academy of Sleep Medicine)は14日、「午後遅くや夕方のカフェイン摂取は夜の睡眠を妨害する」というプレスリリースを発表した。詳細な結果は、15日号の「Journal of Clinical Sleep Medicine」誌に掲載された。
カフェインと睡眠の関係はこれまでいろいろといわれてきたが、今回、就寝6時間前に摂取したカフェインは、1時間以上の睡眠妨害を起こすことが明らかになった。研究者らによれば、カフェインの影響がどのくらい続くかを明らかにした研究は初めてという。研究は、健康な睡眠を取っている参加者総勢12人を対象に、睡眠日記と参加者自身の主観的な評価で行われた。摂取したカフェインは400mg(コーヒーに換算してカップ2-3杯)で、試験の参加者はこの睡眠障害に気付いていたという。
就寝6時間前では、仕事から家に帰る途中のコーヒーで影響が出てしまうということになる、と論文執筆者のひとりで、ヘンリー・フォード睡眠障害研究センターの研究者、かつミシガン州ウェイン州立大学の精神医学・神経科学の準教授でもあるChristopher Drake博士は述べている。コーヒー、紅茶などは、健康な睡眠確保のために、午後5時以降は避けるべきであることが示唆された。