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ニキビ後紅斑にトラネキサム酸注入が効果

ニキビ後の紅斑に対するトラネキサム酸注入の効果を評価した結果が4月21日、「Journal of cosmetic dermatology」オンラインに掲載された。

今回の研究では、ニキビ後紅斑に対するメソセラピーとしてのトラネキサム酸の効果を検証。尋常性ざ瘡(ニキビ)回復後3か月を経過し、ニキビ後紅斑が見られる患者17人を対象に、2週間間隔で2回のトラネキサム酸注入治療を実施した。

その結果、15人が治療セッションを完了した。Visiofaceデバイスを使用した評価で、 病変数、面積、および面積パーセントのp値がそれぞれ 0.047、0.002、および0.035となり、治療前後の右側病変に統計的有意な差が認められた。対照側では病変数、面積、および面積パーセントに治療前後で有意差はなかった。サンプル数は少なかったものの、ニキビ後紅斑にメソセラピーとしてのトラネキサム酸注射は有効である可能性が示唆された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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