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口の中やお尻が危ない!太陽光に当たらない部分で皮膚がんリスク

皮膚がんのリスクは有色人種より、白人で高い。しかし、がん予防は人種にかかわらず行われるべきとした論文が1月30日、「Journal of the American Academy of Dermatology」オンライン版に発表された。

米国ヘンリー・フォード病院のOma N. Agbai医師らによる研究では、有色人種は皮膚がんにかかりにくいものの、がんが発見された時には白人患者より重症の場合が多く、死亡率は高いという。研究者らは、有色人種に対する皮膚がん予防戦略が足りないことで発見が遅れることを懸念し、予防戦略のターゲットを広げることで早期診断が可能と示唆している。

米国皮膚科学会(American Academy of Dermatology)は2月5日、この論文公開を受けてプレスリリースを発表した。有色人種で発見される皮膚がんは、足裏、口内、臀部、腰部など普段は日に当たらない部分に生じることが多いという。そのため、月に1度は皮膚の自己チェックを行うことを推奨している。その際に特に注意するべき箇所に、手・足の裏・指の爪・足の爪・口・脚の付け根・臀部などを挙げ、皮膚に斑点などの変化が見られないか、また、かゆみや出血などなかなか治らないただれや傷がないかの確認をするよう勧めている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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