世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

イギリスで皮膚がん発症率が40年間で5倍に増加

イギリスにおけるMalignant Melanoma(悪性黒色腫)の発症率は40年前と比較して5倍に増加しているという調査結果をCancerResearch UK(英国癌研究センター)は21日、発表した。

1975年では年間1,800人が悪性黒色腫を発症していたのに対し、2011年には年間13,000人以上が発症した。70年代は10万人に3人の割合で発病していたが、現在は10万人に17人の割合へと急増した計算になる。

発症率が急増した背景について、同研究センターはヨーロッパ諸国への観光旅行が普及したことや“健康美”として日焼けした肌を追求するようになったことなどを生活習慣の変化として説明している。特に手頃なパッケージツアーの人気でビーチホリデーを楽しむ旅行者が急増したという。

悪性黒色腫は英国で5番目に発症率が高いが、他のがん患者と比較すると罹患数が多く生存率が高い。同研究センターは発症リスクを軽減する対策として、日焼けをしないように配慮する、さらに、外出時にはSPF15以上のサンスクリーンを使用するように呼びかけていく計画だ。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP