米エナジャイザー社、男性用日焼け止め製品を市場投入
2014.05.9
国際部
米コンシューマー製造メーカーのエナジャイザー・ホールディングスは、バナナボート・ブランドとして日焼け止め製品ラインの2014年のコンセプトを「家族全員への商品提供」と打ち出し、初めて男性用のサンスクリーンを市場投入すると8日、発表した。
新しく開発した男性用日焼け止め製品は、トリプル・ディファレンス・サンスクリーン・ローションとクリア・ウルトラミストで、紫外線防御指数はSPF30とSPF50+の2種類を販売していく。子供用のアルコールフリー、ティアフリーのサンスクリーン製品も一新しており、米国内の大手スーパーマーケット、ドラッグストア、及びオンラインショップで購入が可能。
2012年に米皮膚がん協会が調査した結果では、50歳以上の男性で皮膚がんの発症率は女性の発症率のおおよそ2倍近く高くなっている。男性のサンスクリーンなどの日焼け止め製品の利用率は51%で、男性は女性に比べて日焼け止めの必要性について認識度が低いという実態があるという。
最近では、男性化粧品や男性グルーミング市場の開拓が加速している傾向があるので、大手メーカーも女性用、子供用、赤ちゃん用に男性用を加えて事業拡大を目指すとみられる。