世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

古い手法のZ形成術は首のシワとりに効果的

副切開をいれてつくった2つの3角形の皮膚を入れ換えるという、形成外科手術では古典的な技法であるZ形成術が首のシワに有効であることが5月7日、「Ear, Nose & Throat Journal」オンライン版に掲載された。

59-80歳の男女50人を対象に、「ターキーネック」といわれる首のしわやたるみに対する、Z形成術の効果を検証。46例で患者と手術執刀医師の両方が、施術結果に満足と報告した。1例のみ、皮膚の引きつれや瘢痕といった不満足な結果を生じたが、簡単な再手術で補正できた。このことから、Z形成術は手術時間が短く、回復期間が短く、合併症率が低く、顔への影響が最小限であること、という患者の希望をかなえる、安全で効果的な方法であると結論した。医療技術の日進月歩の中、Z形成術は古い手法と考えられがちだが、形成外科手術の技法としてまだまだ価値があると、論文執筆者は述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP