世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

味の素が開発した新甘味料「アドバンテーム」FDA承認

味の素ノースアメリカ社は、同社が開発した新甘味料「アドバンテーム」が米食品医薬品局(FDA)に承認されたと19日、発表した。 FDAによれば、食品および飲料への食品添加物として一般的な使用が可能になる。

アドバンテームはバニリンとアスパルテームから製造された甘味料。ノンカロリーで、現在市場で入手できる甘味料と比べると甘みが強くナチュラルな砂糖のような味がするのが特徴としている。 同社上級副社長の Brendan Naulty氏は、FDAの承認について非常に興奮しているとし、「アドバンテームの砂糖のような甘さは砂糖やその他の甘味料と大変よくブレンドできることを意味する」と説明している。

余分なカロリーを追加することなく、良好な甘味を付加出来る食材の需要が米国では増加しているので、今後は卓上甘味料、パワードソフトドリンク、炭酸飲料、デザート、チューイングガムなど多岐にわたり使用されることが期待される。

アドバンテームはオーストラリア、ニュージーランドで既に認可されておりアメリカはこれらに次いだ。欧州連合(EU)と日本の最終的な承認は保留されている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

  1. 世界の化粧品市場2025年展望:P&G・LVMH・ロレアルの戦略と日本企業の課題

  2. 資生堂、「女性研究者サイエンスグラント」の第16回受賞者決定

  3. 米バイオテクノロジー企業アミリス、CEO退任と世界的な人員削除を発表

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP