味の素が開発した新甘味料「アドバンテーム」FDA承認

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2014.05.21

国際部

味の素ノースアメリカ社は、同社が開発した新甘味料「アドバンテーム」が米食品医薬品局(FDA)に承認されたと19日、発表した。 FDAによれば、食品および飲料への食品添加物として一般的な使用が可能になる。

アドバンテームはバニリンとアスパルテームから製造された甘味料。ノンカロリーで、現在市場で入手できる甘味料と比べると甘みが強くナチュラルな砂糖のような味がするのが特徴としている。 同社上級副社長の Brendan Naulty氏は、FDAの承認について非常に興奮しているとし、「アドバンテームの砂糖のような甘さは砂糖やその他の甘味料と大変よくブレンドできることを意味する」と説明している。

余分なカロリーを追加することなく、良好な甘味を付加出来る食材の需要が米国では増加しているので、今後は卓上甘味料、パワードソフトドリンク、炭酸飲料、デザート、チューイングガムなど多岐にわたり使用されることが期待される。

アドバンテームはオーストラリア、ニュージーランドで既に認可されておりアメリカはこれらに次いだ。欧州連合(EU)と日本の最終的な承認は保留されている。

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