資生堂、高級フレグランス事業を拡大
2014.06.25
編集部
資生堂は6月25日、資生堂グループのフレグランスの企画・製造・販売を行う在仏100%子会社・ボーテ プレステージ インターナショナル(本社:フランス パリ、以下BPI)が、フランスファッション界でニューウェーブのパイオニアとされる「ザディグ エ ヴォルテール」と15年間の独占契約を締結した、と発表した。今後は同ブランド名のフレグランスの企画・製造および販売を行う。
BPIは1990年に設立。イッセイ ミヤケ、ジャンポール ゴルチェ、ナルシソ ロドリゲス、エリー サーブ等の有名デザイナー名を冠したフレグランスを世界112か国で展開している。2015年にはアズディン アライアの発売を予定。自社企画・製造のフレグランス卸売のほか、米国等ではエルメス、フェラガモ、バーバ リーなどのフレグランスの販売受託事業も行っている。
「ザディグ エ ヴォルテール」は、1997年にスタートしたフランスのファッションレーベルで、主なラインは「ザディグ エ ヴォルテール」と「ザディグ エ ヴォルテール デラックス」。ブランド名はフランスの哲学者、ヴォルテールの小説「ザディッグ 又は 宿命」に由来。レディースウエアからスタートし、2004年からメンズ、2006年には子供服も展開しており、現在、日本を含む世界の約 300の店舗で販売されてる。
BPI社長・レミー ゴメス氏は、「BPIが培ったノウハウにより、時代を代表するトレンドを作り出す”ザディグ エ ヴォルテール”の魅力を十分に引き出すことができると思う。このブランドは、人の心を動かす力を持っており、香水の世界でも、非常に大きな可能性を秘めている」。ザディグ エ ヴォルテール社長・ティエリー ゲイラー氏は、「BPIが”ザディグ エ ヴォルテール”のためにフレグランスの開発を担当してくれることを心から歓迎している。両社の強みと才能そして熱意によって、独自の世界観を作り上げることができると確信している」とコメントしている。
- 参考リンク
- 「ザディグ エ ヴォルテール」 ブランドサイト