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発芽玄米の「PSG」含有サプリで体周囲長、皮下脂肪が低下

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市中区)はこのほど、同社の発芽玄米の研究から見つかった希少成分「PSG(ピーエスジー)」を含むサプリメントの摂取によって、血中LDLコレステロール値及び体周囲長、皮下脂肪面積が低下したという研究内容をスウェーデンのストックホルムで行われた「International Society of the Study of Fatty Acids and Lipids 2014」で発表した。

PSGは、an active ingredient of Pre-germinated brown rice , the acylated Steryl Glucoside fraction の略で、「アシル化ステロール配糖体画分」の意味。

同研究は、医療法人財団 健康院「健康院クリニック」と共同で実施した。ファンケルは、13年にわたり発芽玄米の研究を続けているなかで、発芽玄米の中から抽出された成分「PSG」の機能性を追及してきた。同成分を配合したサプリメントを12週間毎日摂取することで、コレステロール値や動脈硬化のリスクが低減する可能性を報告してきたが、今回の研究では、腹部CTスキャンを使った測定の解析を行った。

血中LDLコレステロールが140mg/dl以上かつBMIが25kg/平方メートルの日本人男性51例(平均年齢54歳)を対象に、PSG(30~50mg)を含むサプリメントを12週間連続で摂取するグループ(PSG群)と、有効成分が入っておらず薬理効果のない偽薬を摂取するグループ(プラセボ群)に分けて、試験開始前後の結果をみたところ、PSG群の体周囲長、皮下脂肪面積がプラセボ群に比べて改善した。

ファンケル_PSG研究成果2

参考データ

ファンケル総合研究所 ヘルスサイエンス研究センターの伊藤幸彦研究員は、「今回の研究から、PSGの血管老化のリスク軽減、メタボリックシンドロームの改善作用が期待できる。国際学会での報告で、海外研究者からも日本発、米由来の機能性成分として注目を集めた。この成果を製品、サービスの開発につなげていきたい」とコメントしている。

 

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