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エイジングを肯定的に捉えることはメンタルに良い

年を取ることを肯定的・積極的に捉えている人では、外傷後ストレス、不安、自殺願望などが少ないという研究結果が9月4日、米国エール大学公衆衛生学部のサイトに掲載された。詳細な内容は来月、「Social Science & Medicine」オンライン版に掲載予定。

研究は55歳以上の米国退役軍人2031人を対象に実施された。年を取ることを肯定的に捉えている人と、否定的に捉えている人での不安や自殺願望をアンケートなどで調査した結果、肯定派では外傷後ストレスは2%に対して、否定派では19%、同じく自殺願望では5%対30%、不安感では4%対35%だった。

論文の筆頭著者Becca R. Levy氏は「メディアやマーケティングが作りだしたり、または日常の会話の中に出てくる加齢に対する負のイメージをなくすことが、精神衛生上に良い影響を与えることを示唆している」と話した。

加齢肯定派と良い精神状態との関連は、実際に戦闘に参加していた人にも、していなかった人にも等しく見られている。研究者らは、今回の対象は退役軍人に限られたものだが、この結果は高齢者一般に当てはまるとしている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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