世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

光線療法と人工ホルモン投与で白斑が改善

光線療法とafamelanotideの併用が白斑に効果があるという試験結果が9月17日、「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。

尋常性白斑や乾癬、またアトピー性皮膚炎などには、幅の狭い波長域 (311±2nm) を持った紫外線を使用した「ナローバンドUVB光線療法」が効果があることが知られている。また、afamelanotide(アフェメラノタイド)は、α-メラノサイト刺激ホルモンに類似した人工ホルモン。注射するだけでメラニンの生成を促す効果がある。このため、欧米では、実際に日焼けをせずに、肌が黒くなる薬として認可を受けないままに出回っているという。

今回は、光線療法と人工ホルモンの併用で効果が倍増するかを、3か所の皮膚科センターで試験した。18歳以上で白斑の確定診断を受けた男女を、併用療法28人、光線単独療法27人に分けて調査した。その結果、併用療法の方が臨床的にも統計的にも有意に、より速く色素沈着することが確認された。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP