サラヤ㈱が、“日本で初めてのカロリーゼロ” （同社）を実現した飴「ラカント カロリー ゼロ飴」が、5月8日、平成24年度（社）大阪工研協会「工業技術賞」を受賞した。
1995年に日本初(同社)のカロリーゼロ甘味料として発売した「ラカントS」は、近年の健康・安全志向の追い風を受け、低カロリー甘味料市場に定着。その後、消費者からの意見でとくに商品化の要望が多かったのが“カロリーゼロの飴”だった。
現在、市販されている一般的な飴には“シュガーレス（ノンシュガー）”をうたう低カロリータイプのものが商品化されているが、カロリーは0（ゼロ）ではない。そのため、とくに日常での摂取カロリーをコントロールする必要のある消費者から、口寂しいとき、甘いものが欲しくなったときに気軽に食べることのできるようなカロリーゼロの飴の開発が望まれていた。
そこで、同社は、カロリーゼロを実現するために原料の選定や配合、製造方法にいたる各工程で研究を開始。2008年に同製品の開発に成功し、2009年3月より店頭にて販売を行ってきた。今回はこのゼロカロリー飴の開発という＜新規性＞、販売開始3年で年間約3億円の売上実績に対する＜産業性＞、今後の市場拡大を期待した＜将来性＞の3点が評価され、受賞につながったとしている。
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