2012年前半の自然派・オーガニック化粧品市場の調査結果発表
2012.08.9
編集部
株式会社矢野経済研究所は、2012年4月~6月、国内の自然派・オーガニック化粧品市場の調査を実施。その調査結果を発表した。
自然派化粧品とは、天然植物原料を主成分とし、化学合成成分の配合を抑制している化粧品を指す。オーガニック化粧品とは、第三者機関のオーガニック認証を取得している、使用原料の大部分を自社及び提携農園のオーガニック素材を使用している、ブランドラインアップの大部分にオーガニック素材を用いている、このいずれかがあてはまる化粧品を指す。
<調査詳細>
1.調査期間:2012 年4月~6 月
2.調査対象:化粧品メーカー、小売店等
3.調査方法:当社専門研究員による直接面談、電話および店頭調査
近年、急速に高まっている自然派・オーガニック化粧品市場。敏感肌のユーザーの増加、安全や安心指向、エコ意識の高まりに加え、社会貢献に配慮した道徳的消費率(エシカル消費)の影響により、急速に市場規模を広めている。
2011年は前年度比6.7%増の93,000 百万円(ブランドメーカー出荷金額ベース)。この増加の要因は、前述に加え、各社が美肌、エイジレスなどの効果をアピールした製品を開発販売したこと、高額だった自然派・オーガニック化粧品の価格を抑えて発売してきたことが、市場競争の背景にある。
2012年度は、環境を重視したライフスタイルの強化が、自然派・オーガニック化粧品の販売にプラスの働きを見せ、ユーザーの認知度が進み、98,700 百万円(前年度比6.1%増、ブランドメーカー出荷金額ベース)が予測される。
詳細は「自然派・オーガニック化粧品マーケティング総鑑2012 年版」を参照。
価格/126,000 円(税込)
●お問い合わせ
株式会社矢野経済研究所
TEL:03-5371-6912