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美容外科での有害事象は1%未満

美容外科で行われる治療での有害事象(医療上好ましくない症状や徴候など)の発生頻度の調査報告が11月5日、「JAMA Dermatology」オンライン版に掲載された。

安全性が高いと言われる美容外科でのレーザー治療、ボツリヌス注射、皮膚充填剤(フィラー)の埋め込み施術によって発生した有害事象を調査。アメリカ国内で8地点、23人の美容皮膚科医による2011年3月28日から12月30日までに行われた約2万件の施術を対象とした。その結果、48件の有害事象が報告された。これは全施術の0.24%に当たる。重篤な有害事象はなかったが、すでに知られている危険因子と関連したものがまれにあった。

有害事象の発生は患者の1%未満で、ほとんどが軽いものだった。このことから、経験豊富な専門医による美容皮膚施術は安全であると研究者らは結論している。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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