ホリデーシーズン中にうつ状態に陥らないためのヒント
2014.12.17
国際部
アメリカでは11月下旬の感謝祭から新年の間にうつ病の傾向にある人の精神状態が不安定になるケースが増加するという。ミズーリ州カンザスシティの ウェルネス支援団体「New Directions Behavioral Health」は、うつ状態に陥るトリガーを回避する方法を知ることが重要で、そのための6つのヒントを、12月4日発表した。
同団体のメディカルディレクターJohn Langlow博士は“再発防止計画が鍵”と分析している。個人の幸福感をモニターリングし、前もって問題を想定しておき、必要な時に再発の危険性を下げるための行動をとることを奨励している。6つのヒントは次ぎの通り。
1.自分の限界を知る:ホリデーシーズンのパーティーへの参加、ショッピングなどで許容範囲を超える場合は協力を求めるか、辞退するなどしてオーバーロードしない。
2.繋がりを持つ:一人でいることは悪循環になることがある。社交の場は気分を向上させ、脳内のオキシトシンのレベルを上昇させるので人との接点を持つようにする。
3.常備薬を忘れない:ホリデーシーズン中、外出の機会が増えるので薬を飲み忘れるのは簡単。忘れないように家族や友人に助言してもらったり電子アラートを設定する。
4.飲み過ぎに注意:飲み過ぎは薬の作用を軽減させるリスクがあるので、一日の飲酒は2杯を目処にする。
5.自然の中に出る:日光浴はセロトニンを高め、運動はドーパミン放出を刺激する。セロトニンおよびドーパミンは、気分を改善し精神疾患に対して保護作用があるので、外に出て適度な運動を心掛ける。
6. 信頼する人と話す:休暇中にセラピスト、友人、家族の中から信頼する人と話す。信頼出来る人の声を聞くことで心を落ち着かせ、自信をもつことができる。