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10代のニキビは皮膚がんを予測するかもしれない

10代でできるニキビは、ホルモンに関連したがんのリスクを予測できるかもしれないという研究が1月8日、「Cancer」オンライン版に掲載された。

米ハーバード大学医学大学院、ブラウン大学医学大学院などの研究者らは、ニキビはホルモンバランスの崩れを反映しているため、全身性疾患を予測できるかもしれないという仮説をたて、その実証のための調査を実施した。

米国で実施されている看護師健康調査Ⅱ(Nurses’ Health Study II)に参加した女性看護師9万9128人を対象に、10代頃のニキビの状態と乳がん、甲状腺がんなど8つのホルモン関連がんの発症の関連を調査したところ、皮膚がんの一種であるメラノーマ(黒色腫)との関連が最も強いことがわかった。

研究者らは、10代のニキビとその後のがんの発症との関連について、継続的な調査が必要としている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

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