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Co2レーザー後の多血小板血漿で効果

フラクショナル炭酸ガス(Co2)レーザー治療を受けた成人患者の回復度を検討した論文が、「JAMA Facial Plastic Surgery」3/4月号に掲載された。

フラクショナルCo2レーザー治療は、炭酸ガスレーザーによる美肌治療。にきび跡、傷跡、毛孔、妊娠線、肌の若返りを目的に幅広く使用されている。今回の試験では前腕部に1-2センチのテストエリアを設定して行われた。レーザー治療を受けた後、生理食塩水または多血小板血漿(PRP)のどちらかの投与を受け、再上皮化までの回復の経過を写真に取って解析した。その結果、PRPを受けたグループでフラクショナルCo2レーザー治療後の紅斑および浮腫が少なかったことが分かった。

多血小板血漿(PRP)は再生医療を応用したもの。PRPを投与することで自己治癒力を活性化し、しわ、ほうれい線、にきび跡などの治療のほか、靭帯断裂などのスポーツ事故後の治癒の加速、慢性腰痛の緩和などにも応用が広がっている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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