サラヴィオ化粧品、発毛エネルギーの調節機構を解明
2015.05.21
編集部
株式会社サラヴィオ化粧品(大分県別府市)はこのほど、ミトコンドリアの機能解析を行ったところ、毛包の形成および毛周期における成長期誘導因子であるPDGF-AAが、毛乳頭細胞において、より多くのATPを産生する線維状ミトコンドリアを誘導することを見出したと発表した。
この研究成果は、5月15日付で国際科学雑誌「International Journal of Cosmetic Science(Volume 37, Issue 3)」に掲載された。
今回の研究により、「毛乳頭細胞には線維状ミトコンドリアと円形ミトコンドリアが共存する」「PDGF-AAは線維状ミトコンドリアの割合を増やす」「PDGF-AAはミトコンドリアの酵素活性を促進しATP生産を増強する」「PDGF-AAは毛乳頭細胞の遊走活性を高める」「線維状ミトコンドリアが遊走中の毛乳頭細胞を支配する」ことが明らかになったとしている。
- 参考リンク
- 株式会社サラヴィオ化粧品