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アメリカのメタボ率34%、日本では14%

アメリカの全国健康栄養調査(NHANES)のデータから、2003-2012年のメタボリックシンドローム率が5月19日、「JAMA」のResearch Letterのコーナーに掲載された。

メタボリックシンドロームは、心血管疾患の罹患率と死亡のリスクとなり、アメリカでは国民病として数々の対策が取られてきている。今回の報告では、2003-4年のメタボリックシンドローム該当者の割合は32.9%、2011-12年で34.7%だった。さまざまなダイエット方法の発信地でもあるアメリカだが、数値的にはそれほど効果が見られていないとも考えられる。

メタボリックシンドロームの定義などに違いがあるため、一概に比較はできないが、日本でのメタボリックシンドロームの割合を厚生労働省の統計から抜き出してみる。2008年のメタボリックシンドローム該当者の割合は14.4%、予備群は12.4%、2012年ではそれぞれ14.7%と11.9%だった。「メタボ検診」などの実施の効果はあったのかどうか、また最終目標である心疾患や糖尿病などの罹患率の減少に効果があったのかどうかの結論は、まだ先になりそうだ。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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