ルバンシュ、新規ヘアケア品を開発・販売へ、食用成分配合で特許取得

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2015.07.21

編集部

「食べられるくらい安全な化粧品」―をコンセプトに25年間にわたって食用成分を原料にした化粧品作りを手掛ける株式会社ルバンシュ(石川県能美市)は、7月25日にシャンプー、トリートメントなどのヘアケア品を通販市場に投入し、販売する。

新製品のヘアケア品は、果実エキスを主成分とした100%天然原料を使用。2年にわたる研究開発期間をかけて実用化した。

「当社にとっては初のへアケア品。通販中心に販売し、商品の訴求力を図って拡販に繋げたい」と意気込む。

同社は、法人設立(1990年11月)以降、現在まで、食用成分や天然由来成分を原料としたスキンケアを主体に商品化。今度のヘアケア品を含めると全商品数は、30品目(アイテム)にのぼる。この内、食用成分を原料としたアイテムは、約20品目を数える。

rv_skinスキンケア化粧品の洗顔料には、食用成分としてニンジンエキス、オレンジオイル、蜂蜜、生薬の甘草エキスなどを配合。また、化粧水(写真)には、ミカンの皮に含まれるビタミンP誘導体や能登の海洋水層水、トウモロコシグリコーゲンなどを配合するなど真に”食べる化粧品”の面目躍如といった感じ。

こうした食用成分配合の化粧品開発は、特許取得にも繋がった。2014年10月に食用成分のみでハンドクリーム{ウォーターヴェール}を開発、配合技術が評価されて特許を取得した。

同社が食べても安全な化粧品作りに乗り出したのは「当社の代表が食品研究会社に勤務していた時に安全な化粧品の開発依頼を受けたことが契機」という。

現在、同社の売上規模は、一部のOEM事業を含めて約4億円程度。当面、ヘアケア品が業績アップにどの程度、貢献するか、が関心の的。

今後、自社ブランド化粧品の開発と拡販を主軸とした戦略をいかに描き、事業をさらに発展させていくか。地方創生や地産地消の技術集積企業としての期待が高まる。

参考リンク
株式会社ルバンシュ

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