漢方を使った個別指導型ダイエットでリバウンドなしへ
2015.08.10
編集部
西洋式のダイエットをいろいろ試してみたけど、リバウンドを繰り返してなかなか思うように痩せることができない・・・こんな悩みを抱える人は多いのではないだろうか。
漢方薬をベースにした『美痩研式ダイエット』を提唱している調布東西薬局(東京都調布市)では、その人の体質や生活習慣に合わせた無理のないダイエット方法をアドバイスしてくれる。ダイエットに成功したお客は、「血流が良くなり代謝が上がるので、頭痛や疲労など元々あった身体の不調も改善される」(薬局長 竹部晃之氏)という。
同店で提供しているダイエットは、漢方薬、食事、運動、気持ちの面で総合的に組み合わせて健康的に痩せることを目指している。客層は調布市近郊に住む30~50代の女性が中心。中には、口コミなどを通じて都外から訪れるお客もおり、これまで200~300人を痩身に導いてきた。
同店ではまず、お客のダイエット歴や現在の生活スタイルなどについて、じっくりと漢方的な問診を行なう。その上で、その人に合ったダイエットプランを提示する。ダイエットは、食事のとり方が大きなポイント。お客には、お菓子などの間食をとる人が多いが、これをなるべく控えてもらうことが大切だ。
「脂肪は空腹時間を長くとることで落ちる」(竹部氏)ため、間食をとる人には、例えば食後に食べてもらい、その代わりに漢方薬を飲んでもらうなどの工夫をアドバイスする。一部のダイエットには、「食べないダイエットもあるが、これでは筋肉から落ちてしまう。せっかく体重を落としても、痩せるというより“やつれ”てしまう」(同氏)。
運動については、日ごろ忙しくて毎日できない人が多いはず。そこで、家で簡単にできるエクササイズなどを提案。「自然に生活の中に組み込める運動をお客と一緒に考える。例えば、毎日行なう歯磨きの際に、かかとを上げて磨くだけでもいい」(竹部氏)といい、習慣化できる運動がダイエットの成功率向上につながるという。
ダイエットは、毎日無理なく続けることができるかがポイントになる。そこで、「1週間~10日の間隔でお店に通ってもらい、いままでの習慣を変える方法をアドバス」(竹部氏)。また、お客自身にも体重グラフをチェックしてもらうなど、モチベーション維持に力を入れている。
ダイエットによく使う処方は、柳茶などを配合した『三爽茶』や青汁エキスの『プログリーン』で、これをベースに漢方薬の『冠元顆粒』などを組み合わせる。『三爽茶』はむくみやすい人に良い。身体の中の悪いものを排出できる『プログリーン』は、ニキビなどの肌系の問題に対応でき、竹部氏も「ほぼ毎日飲んでいる」ほど高い効果が期待できる。
では、具体的にどれだけ痩せることができるのか。「お客の目標やペースなどにもよるが、目安とし1カ月で3キロ落とすことができる」(竹部氏)とし、努力次第では月5キロ以上も可能という。
ダイエットに成功したお客からは「気持ちが楽になった」という声が多い。体重が落ちて身体がいままでよりも軽くなったことで、精神面でも余裕が生まれ、アクティブに活動できるようになる。一連のダイエットにより、良い習慣が出来上がるため、ダイエット後も健康維持のために同店に通い続ける人も少なくない。
「漢方では脾(胃腸)は“後天の本”なので、これをいかに守るかが健康につながる。食習慣が変われば、ダイエットが実現できるだけでなく、他の症状も改善され体調が良くなる人は多い」(竹部氏)。
竹部氏は「ダイエットを間口として、もっとキレイになりたい、もっと健康になりたいという行動につながっていけばいい。まずは地域の人が元気になって、それが医療費の削減につながり、最終的には日本の健康に役立ちたい」と話す。
- 参考リンク
- 調布東西薬局