温泉水を詰めた天然化粧水「別府 やまだ泉」誕生
2015.08.20
編集部
株式会社FILTOM(福岡県北九州市)は、業界初となる成分無調整の「無菌温泉水」による天然化粧水『別府 やまだ泉』を、大分県別府市の老舗旅館「くつろぎの温泉宿 山田別荘」の協力で開発した。
山田別荘の地下約10mから湧き出る温泉原泉の温度は約65度と、化粧品や食品業界での低温殺菌処理の温度と同等。つまり、源泉が長期間低温殺菌された状態となっており、さらにFILTOMのフィルター除菌技術で採取することで無菌状態を実現。美肌湯で有名な別府アルカリ炭酸泉の特徴をそのまま活かした“完全成分無調整”の無菌温泉水の採取に成功した。
今回選んだ源泉である老舗旅館「山田別荘」は、海岸から200m。しかも複数の源泉の中の一つが地下10mで65度と、天然状態に近い成分のまま採取できる条件が整っていた。
採取後の成分調査で、高濃度のカリウムが計測された。カリウムは小さなイオンで、すみやかに皮膚の中へ浸透し、カリウムポンプという現象によって細胞内へ積極的に取り込まれる。その結果、健全な電位差が細胞膜表面に生まれ、さまざまなタンパク質合成がスムーズに展開する。
タンパク質の合成は、たとえば、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンといった保湿成分も含まれ、肌を健康な状態に保つことを助ける。
- 参考リンク
- 株式会社FILTOM