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フルサービスレストランのカロリーも実は高め

世界5か国のレストランとファストフード店の食事のカロリー量を比較した研究が1112日、「BMJ Christmas 2018」オンラインに掲載された。ブラジル、中国、フィンランド、ガーナ、インドにおいて無作為に選ばれたフルサービスを提供するレストランとファストフードを提供する計111店から、223種の食事を対象にカロリーを測定してアメリカと比較した。フィンランドでは5つの社員食堂から10種の食事も調査した。

その結果、フルサービスの食事のエネルギーの加重平均は、中国でのみ、アメリカより低かった。分散モデル解析では、ファストフードはフルサービスの食事と比べ、エネルギー量は33%少なかった。フィンランドでは、社員食堂の食事はフルサービスやファストフードの食事よりも25%エネルギー量が少なかった。600kcalを超えた食事はフルサービスの食事の94%、ファストフードの食事の72%で確認された。中国以外では、フルサービスとファストフードの食事を毎日摂取すると、デスクワークの成人女性のエネルギー消費量の70120%にも達すると推定された。フルサービスレストランとファストフード店の高いカロリー量の食事が世界的な肥満を助長しており、介入目標とされるべきと研究者らは述べている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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