スタイルを作りやすくするため、また衛生的理由からヘアブラシのクリーニングをしたいと考える人は多いが、実際にはやりたくない作業のひとつだ。ヘアブラシをクリーニングする人よりも、捨てる人が多いのは、ヘアブラシのサステナビリティにとっては大問題だ。オハイオ州立大学デザイン科の教授らの研究Scott Shim准教授によると、汚れたブラシを捨てたくなる、我慢できなくなるという観点から見たヘアブラシの「平均寿命」は6カ月だったという。Shim准教授は、長期使用（サステナビリティ）に耐える、簡単でデザインの美しいヘアブラシを開発した

新規開発のヘアブラシは、ブラシ本体の部分が柔らかく曲がる構造で、からまった髪の毛も簡単に除去できるようになっている。製品はすでに米国特許を取得済み。イタリアの美容・パーソナルケア製品のデザイン賞「the Beauty, Personal Care and Cosmetic Products Design Category of the A’ Design Awards」と、ドイツの持続可能な開発品に与えられる「a Green Product Award」の２つを受賞している。