アメリカで美容師を支援するベンチャーのLISA （イリノイ州シカゴ）は、美容師、ネイルアーティスト、マッサージセラピストと利用者を結ぶオンデマンドのモバイルアプリ「LISA」をシカゴで開始すると1月11日、発表した。

同社はシカゴ地域で2,000人以上のライセンス保有者とのネットワークを構築した。サービス内容、料金設定はオープン方式で顧客と自由に交渉していくことを基本方針に置き、いつでもどこでも予算にあった任意の価格で高品質な美容サービスをスケジュールすることを可能にする。

同社の創設者兼最高経営責任者（CEO）のロバート・リッチモンド氏は、美容業界のアーティストが独立するまで十分な利益を得るのに苦労している実態を改善するために新しいアプリを開発した、などとコメントしている。

2014年5月における米労働統計局のデータによると、美容業界の34万人とも言われる専門家の年間収入の中央値は23,120ドルになる。高級サロンでの料金は高額なイメージがあるが、サロン経営者がサービス料金の45〜60％をコミッションとして徴収することもあるようだ。

同社はシカゴでのネットワークを基盤に、今後18ヶ月間で全米展開へと発展させていく計画を立てている。