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スイス・リポイドコスメティック社、スーパーフードからスキンケア用植物エキスを開発

スイスの植物エキス開発のLipoid Kosmetik(リポイドコスメティック)社は北米、南米でスーパーフードとして注目されているサスカトゥーンベリーとチアシードをスキンケア用のスーパーエキスとして開発したと1月13日、発表した。

Screen Shot 2016-01-21 at 13.58.05カナダで生産されるサスカトゥーンベリーはビタミン、ミネラル、フラボノイドを豊富に含む紫色のブルーベリー。北アメリカの先住民クリー族が古来より重要な食料源として摂取しているが、近年、サスカトゥーンベリーが持つ抗酸化特性は、他の果物より優れているとされる様々な研究が出ている。 リポイドコスメティック社が今回、開発したサスカトゥーンベリー・エキスはグリセロール、プロピレングリコール等の様々な溶媒系で利用が可能になる。

Screen Shot 2016-01-21 at 13.58.34チアシードは中南米で栽培されているシソ科サルビア属ミントの一種。古代マヤ・アステカ時代から主要な栄養源として親しまれたことで知られる。脂肪酸、アミノ酸、高ビタミンの特性を活かしたスキンケアの成分への応用が期待される。同社からチアシードエキス、チアシードオイルとして製品をラインアップ。

リポイドコスメティック社は1972年に設立された植物エキスのメーカー。

2007年にリン脂質メーカー大手のリポイドグループの傘下となり、リポソーム技術を応用した化粧品原料などの開発を活発化している。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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