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美容家電を使っているお客様は大歓迎――サロンからの声は(2)

ホームケア製品使って努力している方は大歓迎

美容家電・ホームケア製品をほとんどの顧客が持っているという、東京・港区の「ビュティック」。高価格・高機能のホームケア製品の売れ行きも好調だそうだ。
ただし、ビュティックの客単価は比較的低めであり、“2万円~3万円台の美容家電・ホームケア製品を買うならば、数回でもサロンの施術を受けたい”と考える人が、結果としてビュティックを選んで通っているという可能性はあるかもしれない。
「プロの目で肌状態を判断し、機械とハンドケアを効果的に組み合わせるエステティシャンの施術はぜひ受けてほしい」と言う同氏。だが一方で、低価格の美容家電・ホームケア製品の広まりは、サロンにとってもメリットが大きいのではないかという。「お客様が鏡を見る回数が増えてほしいと願っています。鏡を見れば、ご自分の美容に対する欲求も高まるもの。美容意識や自分の美容に関心の高い方を増やすことがサロンの役割だと考えていますので、ホームケア製品を使うなどの努力はぜひ続けていただきたいし、そうしたお客様はサロンとしても大歓迎です」
ホームケア製品を上手に使うことができれば、サロンのトリートメントで得られた効果を持続できるそうだ。また「美容に関わる情報が溢れているなか、どれを選べばわからないというお客様もいらっしゃる。そうしたお客様に対して、ホームケア製品はもちろんのこと、“目利き”の聞いた情報やアイテムが集まる場所がエステティックサロンとなればいいですね。ビュティックもそうした場所を目指しています」と植村氏。

美容の流行に敏感で、知識も誰よりも豊富なのはエステティシャンだ。エステティックサロンが、“美のポータルプレイス”として情報を発信する日も近いかもしれない。

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加藤勇

顧問記者/ジャーナリスト

元日刊工業新聞編集局部長。欧州、米国特派員を含め記者歴通算45年。ベンチャー、中小・金融政策専門経済ジャーナリスト。「レバレッジ金融至上主義の崩壊」など著述多数。本誌では主に、経済部門、企業取材を担当。

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