英ボディショップ、40周年目に世界で最も倫理的な企業を目指す
2016.02.18
国際部
英国生まれのスキンケアブランド・ボディショップは今年40周年をむかえ、持続可能なグローバルビジネスを加速し世界で最も倫理的な企業を目指す方針を2月10日、発表した。ビジョンを2020年に設定して、人々(従業員)、製品、地球(環境)を豊かにする社会活動14項目のコミットメントを打ち出した。
「人々を豊かにする活動」では、ボディショップが実践するコミュニティ・トレード・プログラムを倍増し、成分を生産する地域社会を豊かにする手伝いを加速することや、発展途上国など貧困地域で4万人規模の雇用を実現することなどを目標にする。
「製品を豊かにする活動」では、生物多様性のホットスポットから先駆的な化粧品成分を提供し、これらの地域を豊かにするのに役立つイノベーション・パイプラインを開発することなどが含まれる。
「地球を豊かにする活動」では化石燃料の使用削減を目指し、全製品の包装の70%は化石燃料が含まれていないよう確定する、毎年すべての店舗の10%のエネルギー使用量を削減することなどをコミットメントに掲げている。
同社は親会社の仏ロレアルの持続可能性への取り組み、特にコミュニティ・トレードへの活動を奨励し、美容業界全体の枠組みを強化するよう働きかけている。