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処方箋なしのレチノイドにきび治療薬、米国でFDA認可

スイスの皮膚科学ガルデルマの米国関連会社ガルデルマ・ラボラトリーズ(テキサス州)は、にきび治療薬 Differin®(ディフェリン)ジェル(アダパレンゲル0.1%)が米国食品医薬品局(FDA)から処方箋なしで販売する承認を得たと7月8日、発表した。強度なレチノイドを含むOTC医薬品としては米国で初めての認可となる。

ガルデルマ・ラボラトリーズの社長兼ゼネラルマネージャーのマイルズ・ハリソン氏は、“消費者に一歩進んだレベルのサービスを提供することに興奮している”などとコメントしている。

米国でにきびに悩む患者は6000万人とも言われている。治療法に満足していない患者数が多く、また自己治療が増加している傾向があるので店頭販売のオプションは好転期となる。日本では、ディフェリンジェルはニキビ治療の外用レチノイドとして2008年保険適用されている。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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