水分補給が少ない人と肥満は関連しているらしい

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2016.07.14

国際部

水分の摂取とBMIの関係を調査した研究が、米国ミシガン大学ヘルス・システムのサイトで7月7日に発表された。研究の詳細は「Annals of Family Medicine」誌に掲載された。

研究者たちは、私たちの食生活と健康的な体重との関連を研究している。研究には炭水化物、脂肪、タンパク質だけではなく、「水」も含まれている。肥満やBMIが高い人では水分補給が不十分であり、逆に水分補給が不十分な人が肥満であることが良くある。

「水の摂取と体重との関連は明らかではない。われわれの研究では、水分摂取の客観的な尺度を用いて、集団レベルでのこの関係を説明したい」と論文筆頭著者である同大学医学部家庭医学科のTammy Chang准教授は述べている。

さらに詳細な調査が必要としながら、Chang准教授は水分の摂取が減量の食事療法の基礎とされてきたことを指摘した。そこでは、空腹ではなくのどが渇いているのだとして、過食を避けるために渇きがなくても水を飲むことが推奨されていた。

研究では、米国国民健康栄養調査(NHANES)から、9528人の成人サンプルデータを取得。18~64歳の成人の3分の1が水分補給が不十分ということがわかった。このことから、研究者らは高いBMIの人は、不十分な水分補給の習慣があることを示しているかもしれないとしている。また、不足する水分を補うために果物や野菜などの水分を多く含む健康的な食品を摂ることが水分補給につながる可能性があり、多くの研究によって水分補給の状態と体重の関連を調査する必要があるとしている。

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