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イギリスでブロンザーとチークの人気急増、キム・カーダシアン旋風?

イギリスのカラーコスメ市場でブロンザーとチークの人気が急増しているようだ。英市場調査会社ミンテルの調査では、ブロンザーとチークの2013年の売上は6700万ポンドだったが、2014年には12%増加して7600万ポンドとカラーコスメ部門で最も成長した製品群になった。さらに、2015年の年間売上は8300万ポンドを達成する見通しと同社の公式サイトブログで8月14日、発表された。

この背景について、“頬の骨格を強調するメイクでアメリカで一躍脚光を浴びたキム・カーダシアンの影響をイギリス人女性も受けている”とミンテル・パーソナルケアの上級アナリスト Roshida Khanom氏は指摘している。「ノーメイクアップ」のトレンドの中で、より自然な美しさと輝きを得るためブロンザーとチークは必須アイテムになっているようだ。

「ノーメイクアップ」の傾向の中で、コンシーラーとプライマーの販売はブロンザー程の成長はみられないが、堅調に市場規模を広げている。2014年のコンシーラーの売上は前年比6%増の3900万ポンドでプライマーは前年比5%増の3600万ポンドだった。

イギリスの2014年のカラーコスメティックの売上は13億4000万ポンドだった。ミンテルの予想によれば、2015年は全体で8%の成長を見込んでおり14億4000万ポンドを達成する見通し。

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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