横浜でME-BYO Japan2016を開催
2016.10.14
編集部
最先端の未病製品・サービスを一堂に集めた展示会「ME-BYO Japan2016」が12日~14日、神奈川県横浜市内で開催された。
“ME-BYO”(未病)とは、健康と病気の間を連続的に変化する心身状態の過程のことで、中医学(漢方)の考え方に由来する。超高齢社会を乗り越えるため、神奈川県が産・学・官と連携して取り組んでいるプロジェクトの一つ。
ICT を活用したヘルスケアサービスを展開する企業や、薬局、住宅メーカー、食品メーカーなど様々な分野に携わる企業が、ME-BYOに関する取り組みやサービスなどを紹介した。
お茶・コーヒーの製造メーカーの株式会社ブルックスホールディングス(神奈川県)では、足柄上郡大井町山田300番に建設予定の「未病いやしの里センター(仮称)」を紹介。敷地面積は60万m2で、南北に細長い丘陵地となっており、富士山が眺望できる。
未病関連サービスを提供する本館ビル(18階建て)のほか、体育館、プール、食堂、グラウンドなどで構成。まずは、2018年3月オープンを目指して、本館ビル内に県の未病関連施設の整備を進めている。併せて、同社の薬膳カフェなどもオープンする。
現在、宿泊・滞在施設、医療法人、学校法人、美容・スパ運営業者、フィットネス・スポーツクラブ事業者、エンタメ、ファーム、物販・物流サービスなど様々なサービスプロバイダーを募っているところ。
10月30日(日)には、「ME-BYOフェスタ」を同地で開催。お笑い芸人やアスリートなどによる各種未病イベントを計画している。当日は、飲料品や薬膳関連製品を販売する移動販売自転車も稼働する(写真上)。
富山県内の製薬メーカーの製品や薬用植物栽培の取り組みが展示されたほか、株式会社ABC Cooking Studio(東京都千代田区)が11月からスタートする糖質制限の未病レッスンや法人向けレシピ開発の事例を紹介。イオン株式会社(千葉県)は、キッチン・医療・フィットネス・社会参加などを通じて未病を改善する「Wellness Living」プロジェクトを紹介するなどしていた。