米エスティローダー社は、急成長中の化粧品メーカーBECCA（ベッカ）コスメティックスを買収する契約を結んだと10月21日、発表した。買収額など詳細は明らかにされていないが、買収の取引は2016年11月中に完了する予定としている。
ベッカ・コスメティックスは2001年、オーストラリア出身のメイクアップアーティスト、レベッカ・モリス・ウィリアムズ氏によって設立されたブランド。 プライマー、コンシーラー、ファンデーション、ハイライトなど精選な製品ラインを揃えてスキントーンを向上させることで定評がある。
全ての肌トーンにマッチする色合いのバランスを揃えるファンデーション類は最大で20色になる。2011年から Robert DeBaker社長兼最高経営責任者（CEO）の主導のもと、ラグジュアリーブランドとして大手化粧品販売チェーンやデパートおよび公式オンラインサイトで販売されている。売上は北米市場が中心となるが、最近はセフォラとの戦略的なグローバル展開が奏功して東南アジア、ヨーロッパ、中東地域での顧客層を順調に拡大しているという。
エスティローダーの社長兼最高経営責任者（CEO）のファブリツィオ・フリーダ氏は、今回の買収について“同社のブランドポートフォリオへの素晴らしい追加となる”などと発表文の中で述べている。
