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ダイエットに有効な「午後2時」の夕食

午後早くに取る夕食は体脂肪を減らす効果があるという研究報告が、米国ルイジアナ州ニュー・オリンズで10月31日から11月4日にかけて行われたObesityWeek 2016に伴う肥満学会定期総会で発表された。

「食事を取る時間(間隔)を短くすることは体重減少に役立つ。我々は、平均的なアメリカ人の食事時間である午前8時から午後8時に食事を取ることに比べ、午前8時から午後2時の間に食事を取る戦略は食欲レベルを保つことができることを発見した」とこの研究を主導したPennington Biomedical Research CenterのCourtney Peterson博士は述べている。

今回の研究は、食事の時間間隔に関する初めてのヒトを対象とした研究試験であり、2014年にはTOS Early Career Research Grantから研究資金を獲得している。研究では非常に早いタイミングで夕食を取る、または夕食を食べないことは減量に効果的であることが示唆された。

ヒトは体内時計を有しており、代謝の多くは午前中に最適な機能を発揮する。そのため、身体の時計に従って早い時期に食事を取ることは、健康に良い影響を与えろこと、また、早めの食事(early time-restricted feeding:eTRF)が代謝にも影響することが示された。同様の結果は、ヒトへの試験以前にげっ歯類での研究でも認められている。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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