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美容外科医はソーシャルしてない?

美容整形手術に関するソーシャルメディアへの投稿は主に一般人であり、外科医の投稿はほとんどないという調査が「Plastic and Reconstructive Surgery」12月号に掲載された。

今回の調査は、「plastic surgery(整形手術)」という言葉を含む2880のツイートの前向き分析で行った。投稿者の分析、「#(ハッシュタグ)PlasticSurgery」の使用率、テーマ、研究論文柄のリンクが提供されたか、外科医による投稿ならばそれが自己宣伝か患者教育用なのかを評価した。

その結果、投稿の70.6%が一般人によるもので、外科医はわずか60.%。「#(ハッシュタグ)PlasticSurgery」を含むものは5.4%と少なく、この半数は外科医によるものだった。外科医の投稿の61.3%が美容外科手術に関するもので、その他、基本的な科学知識、患者の安全、再建術に関するものだった。学術論文は18件がリンクされ、2件がジャーナルサイトにリンクされていた。美容外科医の投稿の37%が宣伝だった。

著者らは、アメリカ美容外科医協会(he American Society of Plastic Surgeons)とその協会誌は、ソーシャルメディアが教育や関与に使用される可能性があることを認識しているとし、協会認定医は患者および外科医自身のサポートツールとして「#(ハッシュタグ)PlasticSurgery」をおおいに使用していくべきとしている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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