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グローバルヘアケア市場動向分析2016-2020

グローバルマーケットリサーチ会社Research and Markets(アイルランド、ダブリン市)は、グローバルプロフェッショナルヘアケア市場の成長予測として、2016-2020年のCAGR(年平均成長率)は3.75%との見通しをこの程、発表した。同社がリリースした有料レポート「Global Professional Haircare Market 2016-2020」の中で、製品毎の市場分析、地理的セグメントによる市場規模と動向分析、最近の製品開発のトレンド、主要ベンダーの分析などが報告されている。

業界をリードする主要ベンダーとして、ヘンケル、花王、ロレアル、P&G、ユニリーバが挙げられ、報告書に各社の企業分析が含まれる。

ヘアケア市場の最新動向の一つとして、カスタマイズされた製品発売が活発化していることだという。消費者は、プレミアムで高品質な製品への投資を惜しまない傾向があり、これにより、ヘアサロンで販売される製品の需要が増加している。消費者は、特に毛髪および頭皮の問題に効果的な製品に対してヘアサロンで紹介される商品を信頼する傾向が強い。

マーケティングには、複数のプラットフォームが駆使されており、今後一層、オフライン、オンラインの両方のプラットフォームを通じた継続的な消費者との関与が重要になると見通している。

課題の一つとして、ワンタイム購入アイテムをあげている。毛髪ストレートナーやスタイリングヘア器具のようなヘアケア製品の需要が最近、急増している。これらのヘアスタイリング器具は、ライフサイクルが長く、持ち運びができ、ますます使いやすくなっている。プロのサロンでのサービスは高価であり、家庭でスタイリングする人が増えている。ヘアケア機器およびヘアースタイラーの需要は予測期間中、世界のパーソナルケア用品市場で重要な役割を果たすと見込まれている。

 

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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