ニュージーランドでプラスチック・マイクロビーズが禁止へ
2017.01.24
国際部
ニュージーランド政府は、プラスチック・マイクロビーズ(プラスチック微粒子)を含むパーソナルケア製品の製造および販売を禁止する法案を1月16日、提出した。年内の審議期間を経て、法案が可決されれば2018年7月1日より施行される見通し。
プラスチック微粒子の問題は、小さすぎて回収やリサイクルが困難こと、生物分解しないことなどから海洋生物への悪影響や環境汚染が問題となっている。
ニュージーランドには、 消臭剤、シャンプー、ヘアコンディショナー、シャワージェル、口紅、フェイシャルクレンザー、シェービングクリーム、ベビーケア製品など約100種類のパーソナルケア製品にプラスチック・マイクロビーズを含んだものがあるという。世界的には、年間1万トン以上のマイクロビーズが使用されていると推定されている。いくつかの製造会社は、既に環境上の懸念からプラスチック・マイクロビーズを段階的に廃止するよう自主規制へと動き出しているという。