リップクリームのパッケージ選択調査
2017.03.3
国際部
女性の消費者はリップクリームを選ぶとき、トレンディで衛生的で視覚的にも魅力的なデザインを好むらしい。米パッケージング開発会社 TricorBraunは、このような質的研究を行った結果を3月1日、発表した。消費者の4分の3近くはパッケージングの嗜好に基づいてリップクリームの購入を決定しているという。
2020年まで売上高が20億ドルに達すると予測されるリップクリーム市場で、消費者のライフスタイルを理解し、パッケージの機能性やデザイン性をどのようにマーケティングに活用するかがブランド製造メーカーにとっては不可欠となる、などと同社上級副社長の Becky Donner氏は述べている。
TricorBraunは、過去6ヶ月間に毎週リップクリームを使用している11歳〜30歳の女性を対象にリップクリーム包装と商品購入決定との関係についてアンケート調査した。
パッケージの形状としてスティック、伝統的な瓶、モダンなデザインのジャー、新しいポップジャー(同社が新開発したもので未発表)の4タイプを評価してもらった。
スティックとモダンジャーが同率で人気が一位で、新しいポップジャーが続き、伝統的な瓶の人気は低かった。スティック形状を選ぶ理由は便利で衛生的で持ち運びが容易であることだった。モダンジャーはトレンディで簡単で衛生的という評価だった。新しいポップジャーのデザインは魅力的で好感が持てるが、製品に手で触れないようなデザインを推奨するという調査対象者からの意見がでたという。そのほか、直感性、楽しさ、トレンディーさ、視覚的な魅力、開閉のしやすさ、清潔さなどが購買意欲を左右する要素としてあげられた。
- 参考リンク
- tricorbraun.com (米公式サイト)