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フライドポテトと死亡率の上昇が関連

フライドポテトの消費量と死亡率の上昇が関連しているという研究結果が6月7日、「The American Journal of Clinical Nutrition」オンライン版に掲載された。

ジャガイモの消費量(フライドポテトおよびそのほかのポテト料理を含む)が北アメリカで早期死亡リスクの増加と関連しているかどうかを調査した。変形性関節症発症コホート研究からの8年間のフォローアップが含む45~79歳の4440人の縦断的調査を実施した。ジャガイモの消費は、「ブロックブリーフ2000食品頻度アンケート」を用いて、月1回以上、2~3回、週1回、週2回、週3回以上で層別化した。ジャガイモの消費と死亡率との関連性の分析には潜在的交絡因子を調整したCox回帰モデルを用いた。

調査対象者のうち57.9%は女性だった。8年間のフォローアップ中に、236人の参加者が死亡した。すべての調理法でのジャガイモの消費量が最も少ないものを対照群とすると、ジャガイモの消費量が最も多い参加者では死亡リスクの増加は見られなかった(ハザード比:1.11)。しかしフライドポテトの摂取を対象としたサブグループ分析では、週2~3回(同:1.95)、週3回(同:2.26)の消費では死亡リスクが高くなっていた。フライドポテト以外の調理法でのジャガイモの消費は、死亡リスクの増加と関連していなかった。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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