世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

ダークチョコで食欲を抑制

ミルクチョコレートに比べてダークチョコレートのほうが食欲抑制効果があるという研究結果が5月29日、「Appetite」オンライン版に掲載された。

含有されるテオブロミンという苦味成分に食欲抑制の効果がある、食事前に食べると血糖値が急激に上がるために満足感が得られるなどの理由から、チョコレートによるダイエット効果に注目が集まっている。

今回の研究は、閉経後女性14人(平均年齢57.6歳)を対象に、ダークチョコレート(カカオ含有量80%)、ミルクチョコレート(同35%)、ホワイトチョコレート(同0%)を消費した後の食欲、気分について比較した。試験は1週間の間隔を空けて、それぞれ3種類のチョコレートを順に食べておこなった。その結果、ダークチョコレートを食べた後自由に食べてもらった場合の食事カロリーは1355 ± 750 キロジュール、ミルクチョコレートでは1693 ± 969 キロジュール、ホワイトチョコレートでは1842 ± 756 キロジュールで、ダークチョコレートを食べた後のカロリーが一番少なかった。研究者らは、ダークチョコレートの食欲抑制作用が一番強いと述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP