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皮膚科患者の66%、アンチエイジング治療に関心

アンチエイジング療法に対する関心についての調査結果が8月3日、「Journal of Cosmetic Dermatology」オンラインに掲載された。

皮膚科では肌の老化症状は一般的な診察内容である。アンチエイジング療法の市場は拡大しているものの、どういった患者が対象となるか、また患者が希望する治療法はどれかなどについての情報はほとんどない。今回は、米国ミシガン大学総合皮膚科クリニックに通う300人の患者を対象に調査が行われた。その結果、一般皮膚科を受診している患者のうち53%が過去にアンチエイジング治療を行っていた。66%は将来アンチエイジング治療を受けることに関心を示した。性別、年齢、所得を問わず、アンチエイジングに対する関心は高かった。ほとんどの対象患者は雑誌から治療情報を得たていたが、皮膚科医から直接情報が得られればアンチエイジング治療を受ける可能性が高くなることが示唆された。

研究者らは「アンチエイジング治療への関心を持つ層は変化しており、多種多様な患者が治療を希望している。患者はほとんどの治療オプションにほとんど慣れておらず、皮膚科医から治療情報を受けた後に治療を希望する可能性が高い」と述べている。この研究で提示された情報は、皮膚科学者およびアンチエイジング製品のマーケティング担当者にとって有用であることが示された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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