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甘くない炭酸水でも太るかもしれない

炭酸水に含まれる二酸化炭素が肥満の原因になっているかどうかを調べた実験が「Obesity Research and Clinical Practice」オンライン版に掲載された。論文は現在、出版準備中。論文の内容は英国大衆紙の「The Daily Telegraph」に取り上げられ、その記事はイギリスの国営医療サービス事業NHSのサイトで5月15日に、「Can fizzy water make you fat?」(炭酸水はあなたを太らせるか?)というタイトルで取り上げられた。

加糖の炭酸飲料水と肥満の関係についての研究は多くなされてきたが、今回の研究は二酸化炭素と肥満の関連について調査したもの。

雄のラットに炭酸飲料を1年間与えた実験では、”気が抜けた”炭酸飲料または水道水と比べて体重の増加が早いことがわかった。炭酸飲料を与えられたラットでは、食欲に関連するホルモンの「グレリン」レベルが上昇し、食物摂取量が多くなっていた。さらに、肝臓の脂質蓄積量も多いことがわかっている。20人の男子学生を対象とした実験でも、炭酸飲料を飲んだ学生は、飲んでいない学生に比べて、グレリンレベルが上昇していることが確認された。

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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