微細藻類ユーグレナ含有食品の摂取で便秘改善
2017.09.14
編集部
株式会社ユーグレナ(東京都港区)は、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)含有食品の摂取により、ヒトにおいて便秘が改善する可能性を示唆する研究結果を確認したと発表した。
便秘は、食生活が多様化した現代において多くの人々が抱えている健康状態に関する悩みの一つだ。
今回の試験では20歳以上60歳未満の便秘気味の女性を対象に、プラセボ食とユーグレナの含有量を変化させた試験食を期間ごとに順番に摂取してもらい、各試験食の摂取期間中の排便回数、排便量、排便日数を測定した。プラセボ食とは試験物質の代わりに人体に影響が出にくい物質を配合して、試験食と区別のつかないようにした試験食の事。
その結果、プラセボ食を摂取している期間と比べて、ユーグレナ含有食品を摂取した期間では排便回数、排便量、排便日数が有意に増加することが確認された。ユーグレナ含有食品の摂取により、排便日数、排便回数、排便量が増加することから、便秘改善に寄与する可能性が示唆された。
なお、同研究結果はライフサイエンス出版「薬理と治療 Vol.45 No.8」に掲載した。
- 参考リンク
- 株式会社ユーグレナ